寺島寿樹のブログ

テニスやラグビーを中心としたスポーツや気になる家電やガジェットについて寺島寿樹がボチボチと綴ります。

無念の途中棄権

やはり、左脇腹痛は相当深刻だったようです。
昨日のチリッチ戦は、サーブをしっかりと打ち込む事もできない状態でしたし、傷みのためか、チリッチのサーブを読む以前に、まったく動くことができていませんでしたし、レシーブもいつもの錦織選手の鋭さが全くありませんでした。


錦織選手には残念な選択となってしまいましたが、あの状態で倒せるほどチリッチは弱くはありませんし、チリッチ自身も対戦しづらかったでしょうね。


この4回戦では、錦織選手に限らず、ガスケ選手も棄権していますから、そろそろATPツアーの仕組みを見直す時期なのではないでしょうかね?


上位選手には、ATPワールドツアー マスターズ8大会、500シリーズ4大会、250シリーズ2大会への参加が義務付けられているのですが、この年間14大会にグランドスラムを入れると、計18大会の参加となります。


年間18大会というと、そこまで多くはないなと感じてしまいますが、テニスの場合、優勝するためには1大会で4~6試合をこなさなければなりませんし、そうすると1大会で1週間戦わなければなりません。


すべてスケジュール通りに試合が運ばれればいいのですが、雨のために順延されたり、試合途中で中断されたりと、天候に左右されることがあります。


それにテニスは思っている以上に、体力と精神力が必要なスポーツですので、勝てば勝つほど疲弊していくことになります。


ウィンブルドンなどのグランドスラムで、ベスト16からの試合で棄権する選手が増えてくると、やはり楽しみが削がれてしまいますから、興行を優先するのではなく、選手本位で良い試合ができる環境になってほしいものです。