戦術がマンネリ化してきたサンウルブズ
スーパーラグビーの16節、サンウルブズ対ブルズの試合は、圧倒的に差の違いを見せつけられましたね。
これまでは、相手が1.5軍ぐらいでどうにか戦えていた状況でしたので、プレーオフ進出もわずかに見えている本気のブルズが相手では、全く歯が立ちませんでした。
やはり、個で切り裂けることのできるプレイヤーがいなければ、スーパーラグビーでは、話になりませんね。
フィジカル差もモロに出ていましたし、ブルズの選手1人を止めるのに、サンウルブズは2~3人必要(これでも足りない場面も多々あった)なのに対し、サンウルブズ1人を止めるのに、ブルズは1人で充分でしたし、そこで押し返していましたからね・・・。
あと攻撃が単調すぎました・・・。
9番、10番は同じテンポでパスを貰って、同じテンポでパスを回すだけという単調な攻撃でしたし、ランプレイする人間もほぼ決まってきているので、ブルズのディフェンスは守りやすかったでしょうね・・・。
他のスーパーラグビーの試合を見ていると、9番、10番であれば、どこかで必ずランを取り入れてきますし、自ら突っ込んでいくことも多々あります。
しかし、昨日の試合は、ただパスを回すだけ・・・。
しかも相手を惹きつけてからのパスというような工夫もなく、ただパスを回すというような印象で、あれじゃ、フィジカルに劣るサンウルブズのバックスでは捕まって、されに押し戻されますよね。
しかも、ブルズに限ったことではないのですが、相手を捕まえたときの味方フォローが、スーパーラグビーのチームは速いです。
スピードで勝たなければならないチームがスピードで負けては話になりませんね。
やはり、スーパーラグビーでは、9番、10番にランスキルがなければ、太刀打ちできません。
やはりトゥシ・ピシの代役となるようなフィジカルも強い選手は必要ですね。
田村選手は、日本代表の戦い方では完全にフィットしていると思うのですが、スーパーラグビー仕様の戦いとなると、やはり合っていないような気がします。
あとは、本職のウィングをいれなければ、トライは取れませんね。
どのチームには、1~2人は恐ろしくスピードのある選手がいて、そのような選手をサンウルブズにもいれなければ、到底太刀打ちできません。
(特に、11番と13番にスピードがなければ・・・)
とにかく、残り1試合となります。
相手のシャークスは、このサンウルブズ戦に勝てば、プレーオフ進出となりますので、かなりの本気モードでしょう。
勝てないまでも、ここ3戦のような大差負けするようなことにならないように頑張ってほしいものです。
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